Viers

(a.k.a LK | Shall Not Fade | Hokkaido Dance Club)

Viersは、ブリストル発の新世代ハウス総本山レーベル”Shall Not Fade”に所属するLKことJordon Saxtonのテクノサイド。LKやUnkloneといったSaxtonの他の名義と同じく2013年に突如シーンに登場し、当時はまだその素性が明らかでなく、リリースも2010年以降に誕生した”Curch”や”Naked Naked”などの新興レーベルからであったにも関わらず、テクノのミニマリズムに柔軟なハードウェアサウンドとUKガラージライクなサンプリングを織り交ぜたスタイルが注目を集め、毎作好評を博していた。
Viersにとって決定打となったのは、2015年に”Curch”から発表したデビューアルバム「Freesia フリージア」である。SaxtonがViersを通じて見据える音の総集とも言える、重厚なキックとシンセメロディーを巧みに織り交ぜたハイクオリティな作品は、黒地に白文字のカタカナで「フリージア」と書かれただけの衝撃的なアートワークと相まって、一躍その名を世界へと拡散させた。
また2015年からは、ホワイトラベルに漢字で「北海道」と押されたスタンプが目印の”Hokkaido Dance Club”を始動。これまでにMall GrabやBaltraなど同世代のプロデューサーのリリースを手掛けており、どれも少量プレスということもあってカルト的な人気を得ている。
2016年からは、ベルリン・テクノの大御所Len Fakiが主宰する”FIGURE”にも加入し、同レーベルからもコンスタントにEPをリリースしている。2018年10月にリリースされる”FIGURE”の15周年と100作目を祝した17曲入りコンピレーションにも選抜され、LKがハウスシーンで注目を集める一方で、Viersはテクノシーンを更新していく2010年代以降のプロデューサーとしての期待を一気に集めている。