Don Williams

(Mojuba | Dystopian | from Berlin)

ベルリンを拠点として、デトロイトからの影響を感じさせるテクノ/ハウスを中心とした広範なダンスミュージックを世に紹介し続ける才人。90年代半ばからベルリン東部のテクノシーンと関わるようになった彼は瞬く間に頭角を現し、1999年に友人と共にレーベルTokomakを設立。自身にとって初となる作品をリリースし、その後もMark Broom主宰のPure Plasticなどから、当時のSteve BicknellやBen Simsらと呼応する、深みと激しさが同居するトライバルテクノを発表。その一方で、2005年に新始動したMojuba RecordsからはOracy名義のもと音数を大胆に削ぎ落とし、豊かなムードを注入したタイトなディープハウスを提案している。Tyche名義でもwanderingから作品を発表しているが、名義を問わず、彼の多様なスタイルの中核部分には一貫してデトロイトサウンドへの深い造詣が感じられる。制作したトラックは多くのミックスCDに起用されている他、Panorama BarでMojubaレーベルナイトが開催されるなど、着実に彼の存在はシーンへ根付いている。Mojuba、wanderingに加え、a.r.t.lessも運営しながら多数のプロジェクトに取り組む彼は、ハウスとテクノの伝統を重んじながらダンスミュージックの現在を更新し続けている。