泣く子も黙るダブ・サイエンティスト、Mad Professorは1979年にレーベル＆スタジオAriwa設立以来、UKレゲエ／ダブシーンの第一人者として、30年以上に渡り最前線で活躍を続ける世界屈指のプロデューサー／アーティストである。その影響力は全てのダンスミュージックに及んでいると言っても過言ではない。その信者たちは音楽ジャンルや国境を問わず、常にマッド教授の手腕を求め続けている。なかでもMassive Attackのセカンドアルバムを全編ダブミックスした「No Protection」は余りにも有名である。伝説のリズムユニットSly and Robbieと、ホーンプレイヤーDean Fraserをフィーチャーして制作された「The Dub Revolutionaries」は、2005年度グラミー賞にノミネートされ話題となった。まだまだその快進撃は止まる気配を見せないマッド教授である。ここ近年だけでも、伝説的なベテランシンガーMax Romeo、レゲエDJの始祖U Roy、レゲエ界の生き神様Lee “Scratch” Perryに見出されたラヴァーズ・ロックの女王Susan Cadogan、UKダンスホール・レゲエのベテランMacka Bのニューアルバムをプロデュースしている。 自身のアルバムも「Bitter Sweet Dub」「Audio Illusions of Dub」「Roots of Dubstep」「Dubbing with Anansi」などをコンスタントにリリースしている。プロデュース作品は、Lee Perryの手に依る金字塔アルバム「Heart of The Congos」で知られるThe CongosのCedric Mytonとのコラボアルバム「Cedric Congo meets Mad Professor」、カリスマ的ラスタシンガー Lucianoとのダブショウケース「Deliverance」、Lee Perryとのコラボ作「Black Ark Classics in Dub」など、相変わらずのワーカホリックぶりを発揮している。最新テクノロジーと超絶ミキシングテクニックを駆使して行われる、超重低音を轟かせる圧巻のダブショーで存分にブッ飛ばされてください。