Thrive

世界各地を廻るクラブミュージシャンの結節点として、日本を代表するクラブSound A Base Nestを北関東に造り上げたTetsuya Yoshidaは、同フロアでHitoshi Kojimaと出会い楽曲制作を開始する。国境を越えジャンルレスに持ち込まれた音を取り込み続けたフロアの番人である2人は、やがてThrive (スライヴ)という、エリアのシーンごと音楽を作る様式を産み出した。無限の変化を繰り返す有機的な電子音は、霧のように散りばめられて飽和した瞬間に硬質なビートとして襲いかかり、次々と対象物を浸食し続ける。2人のコントロールによって再構築されるライヴは全ての物質までも共鳴させてしまうような音圧によって重たく、複雑に律動する。これまでにもThriveの放つ音像はイタリア、ドイツ、セルビア、ウルグアイなど国内外のレーベルからリリースされ、多くの音楽ジャンキーからの支持を得てきた。そして2014年、Thrive初のアナログを Structからリリース。北関東を中心に交差する音の地図は更に広がりを続けている。