Timmy-Regisford

Timmy Regisford

(Shelter)

SHELTERは、THE LOFT、THE GALLERY、PARADISE GARAGEやZANZIBARといった伝説的クラブと同様、DJとクラウドがある種の特殊な絆で結ばれた独特の雰囲気、ヴァイブが存在する希有なクラブである。1970年代前半から続くNYクラブ史に於いて24年もの間存続し続けているという事実が、いかにこのクラブがスペシャルなものであるかということを如実に物語っている。 SHELTERの核となった人物、それはDJであり主宰者であるティミー・レジスフォードだ。彼は1980年代中頃より音楽制作を開始し、BOYD JARVISと共に数々のGARAGE CLASSICSの名曲を生み出す。やがてNYのラジオ・ステーション“WBLS”「MASTERMIX SHOW」でDJとしての人気を確立。他にも、[MCA]、[MOTOWN]といったメジャーレーべルの敏腕A&Rとして数々のアーティストを成功へと導く重要な役割を果たしているのである。
1991年のオープン以来、SHELTERはN.Y.ディープ・ハウス・シーンを常にリードし続け、シーンがよりハードな音楽性へと傾倒しても尚、一貫してソウルフルでディープな音楽にこだわり、普遍的なシェルター・サウンドを確立したのである。 NYという世界の流行を左右するような大都市で、度重なる危機に面しても尚存続し続け、24周年を迎えたことは驚異的といって良い。2000年以降はクエンティン・ハリスやDFA、アダム・リオスといった若手アーティストの作品をRISTRICTED ACCESS、UN-RISTRICTED ACCESS、UNDERGROUND ACCESS等のレーベルからリリースし、大ヒットさせている。また、ティミー自身も数々のリミックス作品やオリジナル作品を制作し始め、2006年には初のフル・オリジナル・アルバム”AFRICA IS CALLING”をリリース。その後、”PLACES AND SPACES IN TIME”、”SUN OVER WATER”、”AT THE CLUB”等のアルバムをリリース。また、PEVEN EVERETTのオリジナル・アルバムのミックスを手がけたり、HEARTBEATレーベルの大人気MIXシリーズも手掛けている。2012年にはアフロ・ビートの巨人、FELA KUTIのオリジナル音源をリミックスしたアルバム”FELA IN THE HOUSE OF SHELTER”やSTINGやSADE、PHIL COLLINS等の名曲をソウルフルなシンガーを迎えてカヴァーしたアルバム”COVERS”をリリース、そして昨年10月末に待望のニューアルバム”BRANDED SHELTER”をリリース。今もって全く衰えを見せないその姿勢は驚嘆に値するTIMMY REGISFORD、今回も彼独特の”黒いサウンド”で魅了してくれるに違いない。