Sandrien

(In Burning | Amsterdam)

Sandrienは間違いなくアムステルダムにおけるベストテクノDJの一人だ。アムステルダムにおけるナイトライフのアイコンとも言えるクラブTrouwにて4年間レジデントを務め、地元のフェイバリットDJから国際的に活躍するまでに成長を遂げ、今もなおオランダ国内はもちろんのこと、国境を超え各地のクラブやフェスティバルを渡り歩いている。

彼女は’99年にアムステルダムにて、友人であり長年のDJパートナーであるCarlos Valdesとキャリアをスタート、すぐにオランダ国内でも活躍するようになり、StubnitzやDoornroosje、Studio 80そしてAwakeningsやInnercityなどの大規模なイベントへも参戦。その名を轟かせた今はなき良箱、Club 11においてはCarlosとともにMAD2と銘打った人気パーティを立ち上げる。2010年には、TrouwよりイベントシリーズImprintの立ち上げと、そのマンスリーレジデントイベントのホストを務めるよう打診され、その後Imprintは、オープンマインドなオーディエンスと共に人気アンダーグラウンドテクノパーティに確実に成長していったのである。
彼女が長くTrouwのレジデントとして在籍していたことは、彼女の才能と多様性の証明ともいえる。彼女はオーディエンスを見つめると即座に、そして冷静に状況に応じた判断を下し、彼らをどこまでも様々な境地へと誘っていった。そしてそれと同等のパフォーマンスを、ヨーロッパ各地のトップクラブでも完遂したのである。

近年では、Red Right Radioでマンスリーで放映されるImprintラジオショーをスタート、そして制作においても、Darko Essorが運営するレーベル〈Wolfskuil〉からリリースされた「Haters EP」は多方面から好評を博し、またBen Simsのレーベル〈Theory〉からリリースされた「I Left My Girlfriend At The Club」はBen SimsのFabricミックスCDシリーズにも収録されるなど、現場以外の活動においても確実な成果を見てとることができる。