Tom of England aka Thomas Bullock

(Rub N Tug | Map Of Africa | STD Records)

1986年にケンブリッジにてDJとしてのキャリアをスタート。悪名高きDIYパーティー集団Tonka Sound Systemの面々と活動を共にしてセカンド・サマー・オブ・ラヴの狂騒の真っ只中でウェアハウス・パーティやレイヴを通してその名を馳せる。同時期に後の友人、そしてコラボレーターとして長年付き合うことになるDJ Harveyと出会い、Map Of Africaを結成。その後、GarthやJeno、Markieらと同じくアメリカに移住して、サンフランシスコのダンスミュージック史において最も革命的な伝説のパーティWickedのレジデントDJとして活躍。サウンドシステムを搭載したカスタムバスでクレイジーな全米縦断ツアーなどを敢行してきた。1996年に活動の拠点をニューヨークに移すと、ディスコ・パンクバンドA.R.E. WEAPONSを結成。2001年には名門ROUGH TRADEとサインするに至った。時を同じくしてEric Duncanをパートナーにオルタナティヴ・ディスコ・デュオRub N Tugをスタート。Idjut BoysやDaniel Wangたちと共にディスコ・ダブ(後のニュー・ディスコ)ムーブメントの象徴として新時代を築いた。この時期にはRoxy MusicやBeastie Boys、!!!からColdplayまで数多くのリミックスを手掛けている。その後、自身のレーベルSTD Recordsを設立してマイペースな活動へ舵を切りながら、近年はアンダーグラウンドで音楽とファッション、アートを繋ぐWill Bankhead のレーベルThe Trilogy Tapesと接近、Tom of Englandの名義で作品をカセットテープでリリース。年明け早々にも同レーベルから12インチの発売が予定されている。何度目かのディスコ・リバイバルが隆盛する現在のシーンにおいても、カルト的な支持を受ける数少ないアーティストである。