Yuzo Iwata

(Butter Sessions | Sound Metaphors)

1984年埼玉県入間市生まれ。2001年にDJ活動を開始。2011年札幌へ移住と共にProvoにてパーティFLOPPYをパートナーのmomoと始動。翌年からはPrecious Hallで開催。現在までに5ive、Powder、Moodman、Nicolas Lutz、Fred Pなどを招じて忘れられない夜の上書き保存を重ねる。Future TerrorやRuralなど国内の名パーティでプレイしたのち、2016年にベルリンへ移住。現在2軒のレコード店で勤務をしながらマイペースに活動を続け、Cocktail d’Amoreなど様々な現場でプレイを重ねている。またTrushmixやRansom Note、Sound Metaphorsなど計13本のミックスを世界各国のポッドキャストに提供。2017年にClubberiaに提供した全曲アンリリースドオリジナルトラックで構成されたミックスはResident AdvisorのMix of the dayに選出されている。また自身も札幌発のミックスシリーズOpen Port Clubのキュレーションを担当している。
2018年に〈Pluie/Noir〉から「Kiteki」、2019年には〈MalineGenieMusic〉から「Spoit」を12” EPで発表。その他4枚の12″ VAにエクスクルーシヴトラックが収録。次作はメルボルンのSleep D主宰の〈Butter Sessions〉から、ロックダウン中のベルリンの自宅スタジオで敢行された脳海原の航海記録をまとめたデビューLP「Kaizu」が発表される。DJでは立体感のある有機的なビートを基礎に、深海と密林、路上と宇宙、闇と光、冷たいと熱い、酸っぱいと甘い。様々な相反するモノをミックスすることで立ち現れる一期一会のサイケデリアをダンスフロアと共有して悦んでいる。それは自身が地球の反対側にある2つの島国、日本とキューバにルーツがあるという境遇も関係しているのかも知れない。
2019年9月ぶりとなる日本でのプレイ、2年超のこの特殊な時間が彼の音楽にどのような変化を与えたのかとても楽しみだ。