対流の名のもと交錯する強烈な個性

Takaaki ItohとDJ Yaziが昨夏から始動させた、ベテランと若手の交わりを主軸に据えたパーティ「Konvektion」が第2回目を迎える。ゲストには、ディープミニマルを最前線で更新する異才Marco Shuttleと、フランスからテクノシーンに突如現れた新星Von Grallを招聘。特に、Takaaki Itohが2016年秋にヨーロッパツアーでパリを訪れた際に目を付けたことで今回の初来日に至ったVon Grallは、まだ数年のキャリアながらSvreca主宰のSemanticaやMidgarからのリリースで話題をさらった要注目株だ。The Bunker New YorkやTime To Expressからの作品同様、DJにおいても幅広いテイストをアブストラクトかつ巧妙に構築するMarco Shuttleのテクスチャーといかなる対流を見せるのか、その耳と身体で確かめる他ない。またContactフロアでは、エクスペリメンタルバンドgoatのリーダー日野浩志郎のソロプロジェクトYPY、ノイズ・インダストリアルの現場で圧倒的な存在感を放つライヴで現在引く手数多のCarre、レコード店の枠を超えた品揃えでカルト的な人気を誇る異空間的セレクトショップLos Apson?店主ヤマベケイジといった、唯一無二の個性たちが出揃う。