Tsuyoshi Suzuki

日本大学芸術学部映画学科映像コース在学中の80年代後半、東京で本格的に音楽活動開始。当初は映像作家を目指していたが、DJ K.U.D.Oの主宰していた西麻布イエローでのイベント、アートでの経験が影響し、DJ表現に於けるそのインタラクティブ性に魅せられ、ダンスミュージックのDJとしてそのキャリアをスタートさせる。

1993年単身渡英し、トランスレーベル〈Matsuri Productions〉を立ち上げ数々のスマッシュヒット作を手がけ、同時にロンドンでのレギュラーイベントであるReturn To The Sourceの成功等で一躍世界のトップDJに。98年ISSEY MIYAKEの東京/パリコレクションの音楽担当、自身のエレクトロバンドJOUJOUKAもデビュー。

2000年、拠点を東京に移し伝説のイベントTokio Dromeを主宰する。その後、エレクトロレーベル〈Madskippers〉を立ち上げ、東京発世界発信として10数枚のCDを世界リリースしていく。

 

2007年、渋谷のClub AsiaにてレギュラーイベントMADSKIPPERSを隔月にてスタートさせ、クラブミュージックとロックミュージックの融合をコンセプトとした、日本を代表するオルタナティブエンターテインメントとして大成功を収める。2009年、ゴアトランスリバイバルブームの先駆けとなるMatsuri Digitalを発足、往年の名作を〈Wakyo Records〉よりデジタルリリース。

2012年にはイスラエルの〈Krembo Records〉と共同制作したコンパイルアルバム「Classic Goa Trance From Tel Aviv」のリリースと同時に、新宿FACEにて開催したカウントダウンパーティREGENERATEを大成功に収めた。

 

カウントダウンパーティーや、野外フェスなど独自の路線で創り上げてきた新しい祭りとして、2015年3月ageHaで行ったTIMELESSには2000人以上の動員がありトランスシーンの大きな話題となった。新しいゴアトランス、未来系のゴアトランスを作るというヴィジョンを持ち活動を続けている。

そして10年ぶりにサイケデリック・トランスの世界最高峰のイベントである、Boom Festivalのメインステージ出演を2016年に果たし、2018年には、〈Matsuri Productions〉からの往年の名作を次々にリメイクした曲やコンピレーションをリリース。新しいプロジェクトとして、UbarTmarとのGoKenも始動し、90年代のサイケデリックのクオリティを基準にした新しい音の探求をし続け活動中。