Joe Stone

DJ/プロデューサーとして何年も活動し、コンテンポラリーながら90年代風で洗練されたハウスミュージックを作ることで有名なオランダ人DJ、Maurice Oude Booyinkの別名義Joe Stone。まだシーンに新しいJoe Stoneの名だが、彼のDJ/プロデューサーとしてのバックグラウンドは言うまでもない。クラシック音楽の知識もありながら、時代を超えるハウスミュージックの作曲や大物プロデューサーの曲のリミックスも手掛けてきた。
幼い頃に音楽を始め7歳からピアノの演奏をしていた彼は、オリジナルのメロディを作り始めたのも早かった。ファンクやソウルミュージックに慣れ親しんで育ち、16歳で初めてバンドを組んだのち、ダンスミュージックを作曲するに至った。
Joe Stoneの1stシングルである「The Party (This Is How We Do It)」は、1995年にヒットした同名のMontell Jordanの曲に21世紀のグルーヴを与えたもので、Montell Jordan本人の歌声を起用し2015年の夏に大きな注目を集めた。
2015年5月のリリース後1週間もたたずにBeatportのメインチャート1位を獲得し、多くのDJのサポートを受けた。これによってJoe Stoneは世界に名が知れ渡り、UKのシングルチャートにもランクインした。今ではこの曲はSpotifyで2500万回以上ストリーミングされており、デビュー曲として大きなインパクトを残している。このデビューで自身を大きく印象づけた彼は、その後2015年の終わりにDaserとのコラボ曲「Freak (And You Know It)」をリリースし、Beatportのメインチャートで2位にランクイン。2016年初めにはFerreck Dawnと共に作った「Man Enough」でも同ランキング2位にランクインした。
その間、Tomorrowland、Dancevalley、Judgement Ibiza、Hed Kandi、Sunrise Festivalといった世界の名だたる音楽フェスへの出演も果たし、多忙なツアースケジュールをこなした。
この経験がインスピレーションとなり「Make Love」や「Let’s Go Together」等の名曲が生まれた。これらの曲はたくさんのサポートを受け、Joe Stoneのもとにリミックスの依頼が殺到した。Kriss Kross Amsterdam、Quintino、Felix Jaehn、EDX、R3hab、Lost Frequencies、そしてDavid Guetta & Afrojackの「Dirty Sexy Money」のリミックスはSpotifyで合計1500万回もストリーミングされているだけに、彼の最新のリミックスであるSam Feldtの「Carry Me Home」には大きな期待が寄せられている。
Cr3onとの最新のリリース曲「Is It Really Love」は既に1001 Tracklistsでトレンド1位に入っており、Spotifyのフォロワーは160万人を超え、毎月配信しているラジオ番組『Sound Of Stone』のチャンネル登録者数が日に日に増えている彼は間違いなく2018年注目すべきアーティストだ。