KURANAKA a.k.a 1945

(Zettai-Mu)

11の顔と1000の腕を駆使し暗雲の空の下 革命の狼煙を上げ続ける日本を代表するアーティスト。四半世紀以上に渡り日本のトップDJ/オーガナイザーとして活躍してきたKURANAKAは、今も尚シーンの最前線を進み続ける現役のレジェンドだ。ジャングル、ドラムンベース、ルーツ&カルチャー、ダブ、ダブステップ、アブストラクト・ヒップホップと呼ばれる 奴隷貿易から解放という人類の非道の歴史から産声をあげ奇しくも発展し全世界に広まった現代の集会音楽である サウンドシステム・ミュージック、怒りや憤り葛藤 またそれらを享受し生きるエネルギーにみちた文化・音楽のスペシャリスト。関西に所縁のある音好きは一度は通ったと言われるモンスターパーティーZETTAI-MUベースミュージック・サウンドシステム イベントの最高峰OUTLOOK FESTIVAL JAPAN主催。

30年もの間、年間100 本近いギグを行い、LEE PERRYのジャパンツアーをはじめ、JAH SHAKA、ADRIAN SHERWOOD、ABA SHANTI-I、IRATION STEPPAS、DENNIS BOVELL、LKJ、ZION TRAIN といったルーツレゲエ/ダブ界の重鎮達の来日公演から、CONGO NATTYをはじめ HYPE、SHY FX、RONI SIZE、REPRAZENT、ZINC、DEGO、The BUG、MALA(DMZ)等のジャングル/ドラムンベース/ ダブステップのアクト、グラミー賞5冠制覇のDAFTPUNKの初来日公演、ロンドンオリンピックの音楽監督 Underworld、マーキュリー賞のグランプリJAMES BLAKEの初来日公演にも招聘されている。またグラミー候補 カリフォルニアのFLYING LOTUS、ニューヨーク・ブルックリンの COMPANY FLOW、UKのNINJA TUNE、ブリストルのSMITH&MIGHTY といったヒップホップ/ビーツ系、ATARI TEENAGE RIOTなどのハードコアミュージック、またソロでのツアーをはじめ、KODAMA KAZUFUMI、THA BLUE HERB、DRY&HEAVY、GOMA、BOREDOMS、HAPPERS ALL STARS、REBEL FAMILIA、GOTH-TRAD、OKI DUB AINU BAND、QUIETSTORM 等と全国ツアーを行っている。ジャンルの垣根を超え本物の音楽の近くにはいつも彼の姿があった。 これまでに国内外50回以上のツアー行脚を行っている彼は、イギリス ロンドン、スペインのInternational Dub Gathering、クロアチアのOutlook Festival、チェコのCross Clubなどのヨーロッパをはじめ、北京、上海、成都、香港、台湾、韓国、タイ、フィリピン、ベトナムなどアジア諸国でもゲストアクトとして招聘されている。

昨年25周年を迎えた日本唯一のロングランパーティーZettai-Mu(名村造船所跡地、大阪Bay Side Jenny、梅田club Dawn・Noon、新宿・恵比寿Liquidroom、西麻布Yellow・Eleven、代官山Unit、代官山AIR、難波Rockets、難波MotherHall、Club Quattro、Circus、渋谷Asia、京都Metro、World kyotoなど)大手やメジャーと組まない、近年のインディペンデンスなDIYフェスティバルの先駆けとなっている 大阪秋の風物詩、造船所跡地をフルに利用して行われる Zettai-Muのアニバーサリーイベント、近年盛り上がりを見せるベース・ミュージック/サウンドシステム・パーティの最高峰Outlook Festival Japan Asia初となるSonar Music Festival の国外サテライト・イベントA Taste of SONAR、日本のダンスミュージックの聖地とも呼ばれるLIQUIDROOMのアニバーサリーイベント、スペインのInternational Dub Gathering (Rototom Sunsplash)ジャパンローンチ、不定期に時開催されるビーチ・パーティーExodus Islandなども主催する。また日本初の野外レイヴRainbow 2000のメイン・レジテンツをはじめ、Fuji Rock Festival、朝霧Jam、METAMORPHOSE、Saturn、Earth Dance、渚音楽祭、舞音楽祭、明宝 Reggae Festa、ONENESS CAMP、KAIKOO、BASSCAMP、波の上フェスティバルといった屋内外のフェスティバルにヘッドライナーとして出演。また シーンの草分け LiquidroomのDrum&Bass Sessionsや、アンダーグラウンド・ヒップホップ最前線Tight等のレジテンツを努める他、DRY&HEAVY/REBEL FAMILIAのベーシスト AKIMOTO”Heavy”TAKESHI、DRY&HEAVYのボーカル AO INOUE、ディジュリドゥ奏者 GOMA、伝説のラッパー TOKONA-X、アイルランドのルーツシンガー CIAN FINN、和太鼓チームとのコラボレーション、コロナ渦中には地元京都で Daichi Yamamoto、Umeといった若手アーティストをフィーチャリング。BOREDOMSのE-DA、アコーディオン奏者 COBA 等とのセッション、また 若野 桂、Kads MIIDA、2-yang、Dragon76、Doppel、BAKIBAKI といったペインターと音の場で融合するといったパフォーマンスの草分けでもある。近年は日本のレゲエ・オリジネーター MUTE BEATのリーダー こだま和文とのライヴセットでの活動やShing02とのコンビで 2つの国際芸術祭(2014年 ヨコハマトリエンナーレ、2015年 KYOTO PARASOPHIA)1年に渡り繰り広げられたステージを飛び出し観客と深化させる問題作「日本国憲法」がリリースされるなどジャンルや時代の垣根を越え様々なシーンで活動する。「海底2万マイル ZETTAI-MU 丸腰でトライするエンタープライズ ゼロ足しても掛けてもゼロ」、THA BLUE HERBのBOSS THE MCが歌っている様に、シーンを底の底で牽引する日本のクラブシーンのパイオニア。

初期のリリースはMOUという名義で (w/NHK Koyxen) ドイツの名門 〈MILLE PLATEAUX〉よりアブストラクト・ヒップホップの先駆けELECTLIC LADY LAND等にVADIM、THE BUG 等と並びクレジットされている。またコンピレーション「響現」やCISCO RecordsよりDRY&HEAVYのベーシスト AKIMOTO”HEAVY”TAKESHI をフィーチャリングした楽曲をリリースしている。1945名義では TIGHTシリーズのミックスを煙突レコーディングスよりリリース。リミキサーとしても AUDIO ACTIVEのリミックを〈On-u sound〉よりリリース。REBEL FAMILIA、ORIGINAL LOVE、CHURASHIMA NAVIGATOR(2019年4月リリース) 等の作品を解体~再構築している。また ロンドン ICA 現代美術館、ヨコハマトリエンナーレ、KYOTO PARASOPHIAなどでのアートショーや、アメリカ ネバダ州 Burning Manでのプロジェクトに楽曲を提供するなど活動は多岐にわたる。そしてジャングル~ドラムンベース黎明期の片仮名「クラナカ」という名義ももちろん彼であり、世界中で愛用されている KORG「KAOSS PAD」が、彼のプレイからヒントを得て開発された事はあまり知られていない。また80年代の音色を復刻したKURANAKAモデルのSiren MachineはMALA(DIGITAL MYSTIKZ )やThe BUG等 世界のトップアーティストが愛用している。

強力なビートに乗るメッセージは、そのしっかり踏みしめた 両足にのみ伝わる。繊細だが力強く感じ取れる「今まで」「今」そして「これから」へ、貴方が必要とする瞬間、、一人ではたどり着けない場所に向かって、、現代の太鼓打ちは今日も何処かで大きくバチを振る。