Tatsuhisa Yamamoto

1982年10月25日山口県防府市生まれの日本を拠点に活動するドラマー。
基本的にはフリーランスのドラマーであり、ドラマーの枠を飛び超えたソロプロジェクトをはじめ、ライブ、レコーディング、演劇の劇伴など、2008年頃より多忙を極める。
2011年3月には、ロンドンの先鋭的なクラブであるcafe oto招聘による、Barbican Centre London内に設置された美術家Laurie Anderson主宰のギャラリー内でソロパフォーマンスを行う。同年9月にはオランダ、アムステルダムの電子音楽研究機関であるSTEIM主催のPATERNS+PLEASURE FESTIVALに渡邊琢磨、中原昌也と共に日本から招聘されパフォーマンスを行うなど、海外公演、ツアー、録音物も多数。
近年では2014年のLondon Jazz Festival、2017年、2018年の東京Jazz Festivalにもドラマーとして参加。
2019年秋には、石橋英子のプロジェクトメンバーとしてJoe Taliaと共に約1ヶ月間のEUツアーを敢行し、ケルンのWeekend Festival、ユトレヒトでのFestival Les Guess Who?、コルトレイクでのSonic City Festivalなど各地で演奏に参加。
国内の活動では、みじんこ研究家であり、サックス奏者の坂田明のバンドメンバーとして毎年日本全国をツアー、また、坂田明による平家物語プロジェクトでは、NHKの撮影チームの協力のもと製作されたDVD作品にも参加。2016年夏には渋谷の伝承ホールにて再演にも参加。
2010年、大友良英氏が音楽を手がけたNHK制作ドラマの劇伴、その街のこどもの録音に参加。
2019年、大友良英氏が音楽を手がけたNHK大河ドラマ、いだてんの劇伴録音にも参加。
同じくNHKの番組ムジカピッコリーノ、小林武文作曲ポリリズムの回の収録、放送に参加。
他にも様々な形態で国内のジャズ、現代音楽、エクスペリメンタル、ロックなどの屋内外フェスティバルに毎年多数参加。
近年では演劇の生伴奏、音楽担当など、音楽家と役者の垣根を超えたような仕事も多数。
小説家でもある千木良悠子主宰の劇団SWANNYでは、音楽担当の石橋英子率いる数々の生伴奏、録音で劇伴に参加。代表的な作品として、ドイツの伝説的な劇作家ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの戯曲「ゴミ、都市、そして死」の日本初演(紀伊国屋ホール、世田谷パブリックシアターにて上演)に関わる。

藤田貴大率いる劇団、マームとジプシーでは、
2014年10月に東京芸術劇場プレイハウスにて野田秀樹の戯曲「小指の思い出」の音楽、劇伴奏を青葉市子、Kan Sanoと共に担当。
2015年4月には川崎芸術劇場KAATにて行われたマームとジプシー原作作品「ヒダリメノヒダ」に役者、音楽担当兼任で参加。
同年12月、東京芸術劇場シアターイーストにて劇作家、寺山修二原作の戯曲「書を捨てよ、町へ出よう」の音楽、生伴奏、役者を一人で担当。
2016年5月、新宿LUMINE 0 opening event 2として上演された「あっこのはなし」の音楽をUNAGICICAとして提供。
同年7月、さいたま芸術劇場彩の国にて「クラゲノココロ モモノパノラマ ヒダリメノヒダ」の上演に音楽、生伴奏、役者として参加。
同年12月、東京芸術劇場プレイハウスにて藤田演出によるウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の劇伴奏を石橋英子、須藤俊明と共に担当。
2017年には当劇団の10周年ツアーに帯同し、札幌、豊橋、さいたま彩の国などで公演を行う。
2018年には、寺山修二「書を捨てよ、町へ出よう」の再演に参加し、池袋東京芸術劇場公演、フランスパリ公演を行う。
また、歌手やシンガーソングライターの伴奏にも定評があり、石橋英子、ジム・オルーク、青葉市子、UA、カヒミカリィ、phew、七尾旅人、木村カエラ、前野健太、山本精一、湯川潮音、石原洋などの録音、ライブサポートなどメジャーからインディ、国内外問わず、幅広く活動。
他にも、カフカ鼾、NATSUMEN、オハナミ、プラマイゼロ、禁断の翼棟、marron trio、Isolation Music Trio、Sweet Herringbone、真夜中ミュージック、などのバンド/グループでの活動も多数。

主な参加作品は、
Jim O’Rourke – Simple Songs
石橋英子 – The Dream My Bones Dream, Car And Freezer, Imitation Of Life, Carapace
カフカ鼾 – okite, nemutte
七尾旅人 – Stray Dogs, リトルメロディ
青葉市子 + 三宅純 + 山本達久 + 渡辺等 – プネウマ
長谷川健一 – 震える牙、震える水, 423
前野健太 – ハッピーランチ, 俺らは肉の歩く朝
Phew – Five Finger Discount
カヒミカリィ – It’s here
UA – Japo
坂田明と梵人譚 – Bonjintan, Dental Kafka
marron trio – take it pack it
石原洋 – formula
など
その活動は多岐に渡る…