DJ Rolando

DJ Rolandoは1970年にデトロイト南西部のヒスパニック・エリアで生まれ、父がミュージシャンであったこともあり幼少の頃ラテンリズムやパーカッションにとても影響を受けたという。10代の頃にはヒップホップやフリースタイル等の音楽を聴いて育ち、1985年Wizard名義で活動していたJeff Millsの革新的DJプレイに衝撃を受け、テクノに夢中になる。そして1994年、友人の紹介でUnderground Resistanceのリーダーである”Mad”Mike Banksに出会い、URのメンバーとなる。その後、URのDJとして世界中のクラブでプレイし始め、同時に楽曲制作も開始。1999年にはAztec Mystic名義で”Knights Of The Jaguar EP”をリリース。収録曲”Jaguar”は世界的大ヒットを記録し、テクノDJだけでなくあらゆるジャンルのDJ達がプレイ。今やデトロイトテクノを代表する名曲として語り継がれている。2002年にはURのGerald Mitchellと共にLos Hermanos名義で作品をリリースし始める。その後アルバムも制作する予定であったものの、2004年突如UR及びLos Hermanosを脱退しUKのエジンバラに移住。
2008年以降ヨーロッパの人気レーベルであるDelsinやOstgut Ton、Saved Records等から良質な作品をリリースし続け、2014年には自身のレーベルR3(Roland Rocha Records)を設立。自らの作品を現在も尚リリースし続けている。またここ数年ではドイツの人気クラブ”Berghain”に定期的に出演し、若い世代のテクノ・ヘッズからも絶大な支持を得ている。