THA BLUE HERB

ラッパー・ILL-BOSSTINO、トラックメイカー・O.N.O、ライブDJ・DJ DYEの3人からなる一個小隊。1997年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねてきた。1998年に1stアルバム「STILLING, STILL DREAMING」、2002年に2ndアルバム「SELL OUR SOUL」、’07年に3rdアルバム「LIFE STORY」、2012年に4thアルバム「TOTAL」を発表。2004年には映画「HEAT」のサウンドトラックを手がけた他、シングル、メンバーそれぞれの客演及びソロ作品も多数。映像作品としては、地元北海道以外での最初のライヴを収めた「演武」、結成以来8年間の道のりを凝縮した「THAT’S THE WAY HOPE GOES」、2008年秋に敢行されたツアーの模様を収録した「STRAIGHT DAYS」、そして活動第3期(2007年-2010年)におけるライヴの最終完成形を求める日々を収めた「PHASE 3.9」、2013年に東北の宮古、大船渡、石巻でのライヴツアーを追った「PRAYERS」を発表してきた。2015年にILL-BOSSTINOがtha BOSS名義でソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」を、2016年には前年末の東京リキッドルームでのライヴを収めた「ラッパーの一分」を発表、2017年に結成20周年を機にこれまでの足跡を辿った初のオフィシャルミックスCD「THA GREAT ADVENTURE」、シングル「愛別EP」を発表。10月には日比谷野外大音楽堂で20周年記念ライブを台風直撃の豪雨の中で敢行、集まった3000人のオーディエンスと新たな伝説を刻み、その模様をノーカットで収録した「20YEARS, PASSION & RAIN」を発表した。
2019年、2枚組30曲収録の5枚目のアルバム、「THA BLUE HERB」を発表。リリース以降に全国を巡るツアーを行うも、コロナ禍におけるライヴ休止を受けて、最新作「2020」を2020年7月に発表した。
ヒップホップの精神性を堅持しながらも多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。巨大フェスから真夜中のクラブまで、47都道府県津々浦々に渡り繰り広げているライヴでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が、各地の音楽好きを解放している。