Yuko Araki

(Room40 | Gerpfast Records)

東京を拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト/コンポーザー。幼少期からピアノを弾き始め、10代の頃よりハードコアやメタルミュージックに影響を受けていたが、近年は折衷主義的な多種多様のプロジェクトを持ち、トライバルドリームサイケバンドKuunaticのドラマー、ネオクラシカルノイズデュオConcierto de la Familiaのメンバーでもある。そしてソロプロジェクトではアナログシンセサイザー、シンバル、日本の伝統楽器のサンプルを重ね合わせたハーシュノイズ・ドローンで、アブストラクトなリズムと不協和音のハーモニーを生み出し、まるでノイズ・オーケストラのような音を演出している。

エクストリームでヘビーな高密度の音を操る彼女の卓越した感性は、これまで聴いたことのないような音を生み出し、その万葉の発信音は日本のノイズミュージックに根ざしていると同時に、それとは全くかけ離れた銀河を彷彿とさせるノイズである。

2019年に EP 「I」 をインドネシアの〈Gerpfast Record〉から、「II」 をイタリアの〈Commando Vanessa〉よりリリース。2020年にロンドンの Cafe Oto、また東京の神楽音で録音したライヴ音源コレクションをリリースし、2021年4月2日に〈Room40〉よりフルアルバム「End Of Trilogy」を発表した。