Ryan Elliott

(Ostgut Ton)

デトロイトの南に位置するカールトン出身。自らエディットを施したトラックを駆使して重心の低いミニマルグルーヴをうねりだす技巧派DJ。2000年代前半にMatthew Dearと共にウィークリーパーティGoodnight Graciesをスタート。4年間続いた同パーティを通じて「しかるべきトラックをしかるべく瞬間にしかるべくプレイすること」を学んだ他、Ghostly InternationalとSpectral Soundを主宰するSam Valentiに出会い、活動を共にするようになる。

2009年には音楽活動に専念するためベルリンへ移住し、DJと音楽制作に加えて、Spectral Soundの世界進出に注力。ほどなくしてBerghain/Panorama Barでレジデントの座を獲得した彼は卓越したDJスキルによって瞬く間に世界的評価を獲得した。2014年の「Panorama Bar 06」や2016年の「fabric 88」に収録したDJミックスでは、ときにモノトニックながらも鋭い緊張感が漂う濃密な音楽体験を提供し、類い稀なるスキルとセンスを証明してみせた。DJというアートフォームの可能性を追求し続ける一貫した姿勢には同業者からも熱烈な支持が寄せられている。