Mark Reeder

(Berlin)

英国マンチェスター出身。1978年からベルリン在住。自らニューウェイヴ・バンドを結成するなどしてミュージシャンとして活動する傍ら、ベルリンでは女性アヴァンギャルド・バンドMalaria!のマネージャーを務め、Factory Recordsのドイツ代理人としてNew Order等のバンドのツアー・マネージャーとしても活躍。また1990年にはダンス・ミュージック専門レーベル”MFS”を設立し、ベルリン・テクノ黎明期にシーンに深く関わり、若きPaul van DykやMijk van Dijkのキャリアを後押しした他、ベルリンに電気グルーヴや石野卓球の招聘にも携わった。2008年からは自身の音楽制作も再開し、Depeche Mode、The Pet Shop Boys、New Orderのリミックスや映画やCM音楽を手がける。2015年に80年代の西ベルリンにおける彼の体験を描いた長編ドキュメンタリー映画「B-Movie: Lust & Sound in West Berlin」が公開され、話題となる。現在へと受け継がれるベルリンの音楽シーンのルーツとそのスピリットを知る上で貴重な資料となる作品である。